まだまだ桜を楽しめる!大阪の造幣局・桜の通り抜け

遅咲きの桜

東北以北の方々にとっては桜のシーズンはこれからでしょうが、それより南の地方の人たちにすれば、そろそろ桜も見納めでしょう。

しかし、大阪にはまだ桜を楽しめる名所があります。それが「日本さくら名所100選」にも選ばれている造幣局・桜の通り抜けです。桜といえばソメイヨシノが一般的ですが、造幣局では遅咲きのヤエザクラが中心です。

また、それらも合わせて全133品種もの桜があるのも特徴です。桜といえばバラ科の植物、鮮やかで色々な花を楽しめますね。さらに、毎年「今年の花」というのも設定されています。今年(2016年)の桜は牡丹だそうです。

今回は、造幣局・桜の通り抜けにご案内しましょう。

明治時代に始まった桜の通り抜け

造幣局とはもちろん硬貨の製造所で、独立行政法人となっています。桜の通り抜けが始まったのは今から133年も前の1883年(明治16年)のことです。ずいぶん歴史が古いですね。造幣局長の遠藤謹助が「役人だけで花見を楽しんではいけない」と一般公開したのが始まりだそうです。

大阪城の北側、大川を隔てた所に造幣局があります。大川というのは琵琶湖から流れ出る大河・淀川から分岐した川ですが、元々は大川が淀川の本流でした。まさしく水の都・大阪を象徴する川なのです。

造幣局の桜は、この大川沿いに植えられています。川と桜の対比が、いかにも大阪らしいですね。

通り抜けの順序

通り抜けは無料で楽しめますが、どこからでも自由に出入りできるわけではありません。通り抜けの順序というものがあります。

大阪城の北西に、天満橋という橋が大川に架かっています。南側から天満橋を渡り、右折すると通り抜けに通じる道があります。通り抜けの季節になると、多くの屋台が並んでいます。

通り抜けの入り口までは多くの屋台が並ぶ

屋台が並んだ道を歩いて行くと、門が見えてきます。そこが桜の通り抜けの入り口、造幣局南門です。ここから北へ一方通行、560mに及ぶ桜の通り抜けのスタートです。

ここから通り抜けの区間には、屋台はありません。さらに喫煙はもちろん、飲食も禁止です。つまり、ゴザを敷いて宴会のお花見、なんてことはできないわけですね。また、日傘や自撮り棒の使用も禁止となっていますので、ご注意ください。

桜の通り抜けの入り口、造幣局南門

入るとすぐ、造幣局だけに貨幣セット販売所があります。さすがは商売人の街・大阪らしく、ちゃっかりしてますね。お土産に買って行くのもいいでしょう。

入り口近くにある貨幣セット販売所

とはいえ、真打ちはやはり桜。ここからは桜を楽しんでいただきましょう。

大勢の人で賑わう桜の通り抜け

造幣局をバックに咲き乱れるヤエザクラ

元々は東京の荒川沿いにあったという渦桜

そろそろ桜の通り抜けも終わりに近付いてきました。造幣局北門に来るとそこは出口です。桜はお楽しみいただけたでしょうか。北門を出てすぐ右側には、大川に架かる桜宮橋があります。

今年の日程、アクセスなど

今年(2016年)の桜の通り抜けは4月8日(金)~14日(木)の7日間となっています。平日は午前10時~午後9時まで、土日は午前9時~午後9時までの開催です。日没後はぼんぼりなどでライトアップされ、夜桜も楽しめます。

アクセスは、入り口の造幣局南門に近いのは地下鉄谷町線および京阪本線の天満橋駅、出口の造幣局北門に近いのはJR東西線の大阪天満宮駅もしくは大阪城北詰駅です。なお、周辺には駐車場が無いので、来場は公共交通機関をご利用ください。

もう一つの、桜の楽しみ方はアクアライナー(水上バス)に乗ることです。大川を走るアクアライナーに乗って、河岸沿いの桜を下から眺めるのもオツなものでしょう。

アクアライナーから桜を楽しむ人たち。左上にあるのは大阪城。桜宮橋から撮影

それでは、大都会のド真ん中に咲く桜を存分にお楽しみください!

安威川敏樹

安威川敏樹スポーツを中心とするライター

投稿者の過去記事

大阪府在住。作業関連機器の設計から、スポーツを中心としたライター・コラムニストに転身。野球雑誌等に寄稿の他、電子本に野球小説を執筆。野球の独立リーグでの公式記録員の経験あり。野球以外では、ラグビー雑誌にも寄稿。モットーは「文字をオモチャにして遊ぶ」。

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