残雪の中に新緑のブナ林が天に伸び、水面にも映る幻想の世界は新潟県・松之山美人林

ブナ林「美人林」(びじんはやし)は残雪から新緑への変わり目の季節が絶好のタイミングです。残雪の中にブナ林が整然と並び、天に向かっています。散策路の中には池があり、水面に映るもう一つの世界が圧倒的な絶景です。

はじめに

美人林という美しいブナ林があります。場所は新潟県十日町市松之山松口。新潟と長野の県境で豪雪地帯です。4月中旬から5月初旬は残雪が残りしかも新緑の芽も出始める絶好の季節です。

実は松之山温泉に宿泊するつもりでした。お目当ての宿に電話したところ「この時期は写真愛好家の方が大挙して泊まられて満室です」とのこと。それが美人林でした。

「世界に伝えたい日本の春の絶景アワード」にもなっています。場所は少しわかりにくいですが、ナビで検索する場合「森の学校 キョロロ」か「十日町市立里山科学館」。道路を挟んだ反対側が美人林です。

松之山松口の美人林の駐車場に車を止め、美人林の迷宮に足を踏み入れましょう。言葉に尽くせない景色を写真でどうぞ。

残雪の中、天に伸びる新緑のブナ林

この写真のタイトルは「私の領域」でしょうか。ブナ林は幹の根元だけが解けていました。ブナそのものが雪より暖かい生命力を持っているからでしょう。

次は天に伸びるブナ林です。立ち姿がりんとしています。

一斉に天に伸びる様は一瞬、竹林かと思うイメージです。

池の水面に映るのは幻想的なもう一つの世界

散策路の中央には小さな池があります。

池に映っているのもブナ林。

皆さん向こうからこちらの写真を撮っていました。

何が見えるかというと次の写真です。光が逆光になり違った味があります。

逆さ美人林です。幻想的なもう一つの世界です。

絵になる写真というより、この写真も絵になっていますね。天気が良いならそれに越したことはありませんが、雨でもしっとりした緑が綺麗ですし、冬でも夏でもモヤがかかると一層幻想的になります。

この絶景はどうしてできたのでしょうか

実はこの一体は、昭和初期(つまり約90年前)に木炭を得るため、木がすべてが伐採されたそうです。当時の木炭は社会の一次エネルギーでしたし、今から思えばサステナブルな時代だったんですね。

伐採の後に一斉に芽を出したのがブナでした。同じ年に生まれたブナが同じように天をめざして成長していきました。スタートは同じ、それで誰が勝つわけでもなく約1世紀を経てこの美人林ができたわけです。

おわりに

「美人林」というのは比較的最近のキャッチコピーで、立ち姿が美しいことから美人林と呼ばれるようになったのでしょう。残念ながら今年(2016年)はすでに雪は溶けてしまいました。でも新緑だけでも圧倒的な絶景です。

雪の季節、新緑の季節、秋の紅葉(10月下旬〜11月上旬)、いずれもそれぞれの絶景が見られます。いつ来ても誰でも素敵な写真が撮れます。冬は「森の学校キョロロ」でスノーシューやカンジキの貸し出し(有料)があります。

美人林は野鳥も多く、町のシンボルはアカショウビンです。「キョロロロロー」と聞こえる鳴き声は森の精のようです。

また、この地域は棚田でも有名です。田植えや夏の季節だけでなく冬も素晴らしいです。近場の温泉は開湯以来700年の歴史があり、日本三大薬湯の里と言われる松之山温泉です。

 

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