鎌倉観光のテッパン!鎌倉国宝散策で5つのスポットを巡る

関東の有数な観光地の一つ古都鎌倉。年間多くの観光客を集めており、古都らしい佇まいを知る古刹、四季折々楽しめる花々、そしてオシャレなカフェなど楽しみ方は様々です。

その中で鎌倉を手早く知ることができるのが『鎌倉国宝散策ルート』で、鎌倉にある国宝を見ることで、知らずと鎌倉の名所も回れるとお手軽鎌倉散策スポットです。国宝散策ルートで鎌倉のツボを押さえてみましょう。

円覚寺舎利殿

神奈川県唯一の国宝建造物が、JR北鎌倉駅前にある円覚寺の『舎利殿』。円覚寺とは言いながらも正式には、円覚寺の付属寺院である塔頭“正続院”の境内にあり、正続院自体が、開山の無学祖元を祀る重要な寺院です。

創建当時の舎利殿は火災により焼失し、現在の舎利殿は室町時代中期に鎌倉に存在した尼寺大平寺の仏殿を移築したものです。一見したところは2層の建物に見えるのですが、本来の屋根の下にもう一つの屋根《裳階》がついている1階建ての仏殿です。

特に詰組や扇垂木といった構造や、柱・梁などの形状、花頭窓、桟唐戸の使用などの使用により、鎌倉時代の禅宗様の特徴が顕著であるとして国宝に指定されたのです。

通常は非公開で山門から遠目からしか見られませんが、正月三が日と11月3日前後に外観のみ公開されます。特に11月3日前後の公開時は“宝物風入”として宝物の虫干しの為の一般公開があるので、併せて楽しんでみてはいかがでしょうか。

なお、どうしても今観たいと云う方には、横浜の神奈川県立歴史博物館に当寸復元模型がありますので、足を運んでみてはいかがですか。

円覚寺梵鐘

円覚寺にはもう一つの国宝があります。

舎利殿と同じ円覚寺の境内にあり、何故か鳥居のある143段の階段を昇った上に、国宝の梵鐘である『洪鐘(おおがね)』があります。

高さ約2.6mの関東で最も大きい梵鐘で、円覚寺の開基である北条時宗の子北条貞時が1301年、国家安泰を祈願して寄進したものです。鋳造を頼んだのは鋳物師の名工物部国光でしたが、あまりにも大きな鐘の為に二度製作に失敗します。そこで北条貞時は七日七夜江ノ島弁財天に参拝し、そのご加護により三回目の鋳造で成功したと云われているのです。そして北条貞時は、洪鐘鋳造の成功に感謝して弁天堂を建立し、江ノ島の弁財天を勧請したのです。その弁天堂が鐘楼の前にあります。

そしてこの『洪鐘』は、形が雄大でありながら、細部まで緻密な神経が行き渡っている鎌倉時代後期を代表する梵鐘として国宝となったのです。更なる楽しみとして、眼下に東慶寺を見下ろすロケーションの眺望も絶景です。

建長寺梵鐘

JR北鎌倉駅前にある『円覚寺』のあとは、約1km離れた『建長寺』に向かいます。

円覚寺から建長寺へのルートは北鎌倉のゴールデンルートで、紫陽花で名高い『明月院』、縁切寺としてロケ地にもなった花の寺『東慶寺』、鎌倉五山の一つ『浄智寺』などがありますので、散策を楽しみながら建長寺に参りましょう。

鎌倉五山の第一位で、1253年に建立された日本最初の禅寺として名高い寺院が『建長寺』。夏目漱石の小説“門”のモデルとなった建長寺山門である《三門》の隣にある鐘楼に掛かっているのが《建長寺梵鐘》です。

高さ約2.1mの梵鐘は、1255年に建長寺開基の北条時頼が大檀那となり、開山した蘭渓道隆が銘文を撰して鋳物師の物部重光の鋳造したものです。

梵鐘の文字は、彫り込まれるのではなく立体的に浮き出している“陽鋳”となっており、撞座の位置が高い点など復古的な作風を示す鐘と云われ、建長寺創建当時の数少ない貴重な遺品の一つとして国宝に指定されたのです。

梵鐘の名文中にある“建長禅寺”の言葉は、日本における「禅寺」の語彙の初見と云われており、併せて現在の“けんちん汁”の発祥の寺とも云われています。

鎌倉国宝館

『建長寺』から5~600メートルほど進むと鎌倉のシンボルとも云える『鶴岡八幡宮』です。とにかく見所満載ですからじっくり参拝するのが良いでしょう。

鎌倉で超有名な鶴岡八幡宮の境内にあって、意外と知られていないのが市立の博物館である『鎌倉国宝館』です。関東大震災により鎌倉の社寺建造物や仏像などが被害を受けたことから、貴重な文化財を守るために造られたものです。

本館建物の外観は校倉風で、内部は鎌倉時代の寺院建築を模しているという、建物自体が国の登録有形文化財です。収蔵作品数は4800点以上あり、鎌倉市内の社寺から委託されている国宝・重要文化財等が収蔵され展示されています。

国宝としては、《蘭渓道隆像・蘭渓道隆墨蹟 法語規則》(建長寺蔵)、《当麻曼荼羅縁起絵巻》(光明寺蔵)、《籬菊螺鈿蒔絵硯箱・沃懸地杏葉螺鈿太刀・沃懸地杏葉螺鈿平胡禄》(鶴岡八幡宮蔵)が収蔵されています。

この他にも国や県指定の重要文化財、肉筆浮世絵を蒐集してきた財団法人氏家浮世絵コレクションなども必見です。

高徳院清浄泉寺阿弥陀如来坐像

『鶴岡八幡宮・鎌倉国宝館』からは鎌倉駅に向かいますが、ここは鶴岡八幡宮の参道である《段葛》を通って古都鎌倉の風情を味わうか、人気の《小町通り》で食べ歩きを楽しむのも良いでしょう。そして鎌倉駅からは、もはや観光の一つとも云える『江ノ電』に乗って長谷駅にむかいます。

“高徳院清浄泉寺阿弥陀如来坐像”と云われても、ピンと来ないかも知れませんが、『鎌倉の大仏』のことです。

鎌倉に数ある仏像のなかの唯一の国宝で、当然、一番大きい仏像です。

像高約11.39m、重量約121tの巨大な仏像で、平面的な面相や猫背気味の姿勢、頭部のプロポーションが大きい点など、鎌倉期のトレンドであった“宋風”の特色が現れた鎌倉時代を代表する仏像彫刻で、ほぼ造立当初の姿を保っていることから国宝に指定されたのです。造立当初は表面に金箔を貼っていたとされており、現在でも右頬に金箔の跡が見て取れます。

最大の特徴は胎内が空洞なことで、一般拝観者も大仏内部を見学することができることです。胎内では当時の最先端の鋳造技術や、昭和の大改修跡などを見ることができます。

鎌倉の大仏は別名“長谷の大仏”とも云われているくらい長谷地区のシンボルとも云えますが、やはりここ一番の観光スポットは大仏と並ぶ『長谷寺』です。紫陽花の寺としても名高い寺院ですが、由緒、規模、そして景観など長谷巡りでは欠かせないスポットです。


その他、『鎌倉文学館』や『成就院』、更にTVのロケ地としても人気の古民家カフェなどもあるので、一日中楽しめるエリアです。

最後に…

鎌倉の国宝探訪はいかがですか。

見所が一杯の鎌倉ですが、王道を辿るには国宝を辿るのが一番手軽な散策です。

観光スポットを堪能した最後は、江ノ電の『稲村ケ崎の夕景』を楽しんで締めくくるのも良いでしょう。

カテゴリー:神奈川

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