日生球場跡に誕生した巨大商業施設!もりのみやキューズモールBASE

かつてはバファローズの実質的な本拠地だった日生球場

昔、大阪市内に日本生命球場(日生球場)という野球場があったのをご存知ですか? その名のとおり日本生命が所有していた球場で、主にアマチュア野球で使用されていましたが、プロ野球の近鉄バファローズ(現:オリックス・バファローズに合併)の準本拠地でもあったのです。

ところが、真の本拠地である藤井寺球場には長い間ナイター設備が無かったため、近鉄にとって事実上の本拠地でした。しかし1984年、藤井寺球場にナイター設備が設置されて以降は試合数が激減、さらに大阪ドーム(京セラドーム大阪)の完成に伴う近鉄の本拠地移転によりその役目を終え、1997年に閉鎖されました。

閉鎖後は取り壊され、駐車場などに転用されていましたが何年もの間、大都会に取り残されてぽっかり穴が開いたような、無残な姿を晒していました。

長年ほとんど放置状態だった日生球場跡。坂はかつての内野スタンド。2006年撮影

大型ショッピングモールに生まれ変わった日生球場跡

しかし2015年、日生球場跡は大型ショッピングモールのもりのみやキューズモールBASEに生まれ変わりました。BASEが野球の塁を表す英語なのは言うまでもありません。

駐車場になっていた上記写真とは打って変わって、今までに類を見ない近代的な商業施設となりました。とにかく広大で、その広さたるや日生球場の1個分です(当たり前だ)。

駅に近い東側の入口から入ると、野球場のダイヤモンドを象ったスペースがあります。人工芝が敷かれたBASEパークという広場で、ホーム・プレートやピッチャーズ・プレートがあり、野球場跡であることが窺えます。もっとも、実際の日生球場とはホームの位置は違いますが。

野球場の内野をイメージしたBASEパーク

BASEパークから中に入ると、様々な商業施設が溢れています。いろんな買い物ができるセントラルスクエアに、専門店や飲食店、家電量販店のエディオンなど、枚挙にいとまがありません。また、犬連れのお客様のためにドッグラン(有料)もあります。

駐車場や駐輪場があるエディオン側の入口。建物としては2階になる

商業施設でスポーツが楽しめる!?

ここまで読んでこられた方は「なんだ、普通のショッピングモールじゃん」と思ったかも知れません。しかし、もりのみやキューズモールBASEの真骨頂はここからです。

なんと、商業施設にもかかわらず、ジョギングなどのスポーツを楽しめるのです。その象徴なのが屋上にある人工芝のヘルスエイド・エアトラックです。

もちろん、商業施設に陸上トラックを設置するなど、日本初の試みです。入場無料で、誰もがジョギングを楽しめます。スピードによってレーンが分かれており、ジョギングはしんどいという方は散歩レーンもあります。

大阪の大都会風景を見ながら無料でジョギングや散歩ができるなんて、なんとも贅沢な話ではありませんか。

屋上に設置されたエアトラック。大阪風景を見ながら散歩。この日は誰も走ってなかった(笑)

他にもスポーツ施設として、要予約(あるいは会員制)および有料ながらフットサルパーク(2面)や、クライミングウォールやボルダリングウォールが揃ったClimbing Bumなどがあります。

ここまで来ればもう、単なる商業施設ではありませんね。

都会のド真ん中で超便利!

もりのみやキューズモールBASEは大阪市のビジネス街、さらに大阪城公園の近くという便利な場所にあります。JRの大阪環状線、そして地下鉄の中央線および長堀鶴見緑地線の森ノ宮駅から徒歩約5分です。

エアトラックから見た、左の方にある大阪城。右側真ん中のグリーンがフットサルパーク

また、大阪のド真ん中にもかかわらず、新しく出来た施設ということで広大な有料駐車場を備えているので、車での来場も可能です。近くには阪神高速が通っており、一般道の中央大通沿いにあります。ただし、両道路とも慢性的な渋滞となっているのでご注意ください。

それでは、ショッピングにスポーツに、もりのみやキューズモールBASEを楽しみましょう!

安威川敏樹

安威川敏樹スポーツを中心とするライター

投稿者の過去記事

大阪府在住。作業関連機器の設計から、スポーツを中心としたライター・コラムニストに転身。野球雑誌等に寄稿の他、電子本に野球小説を執筆。野球の独立リーグでの公式記録員の経験あり。野球以外では、ラグビー雑誌にも寄稿。モットーは「文字をオモチャにして遊ぶ」。

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