Jリーグ発足以来、大阪でサッカーの聖地だった万博記念競技場!

”オリジナル10”の一つ、ガンバ大阪

大阪府北部、吹田市にある万博記念競技場は、日本陸上競技連盟の第一種公認を受けており、ヤンマースタジアム長居と並ぶ大阪の代表的な陸上競技場です。

でも、一般的にはサッカーJリーグのガンバ大阪の本拠地と言った方が通りはいいでしょう。1993年に発足したJリーグでは、最初からガンバ大阪は参加していました。

初年度のJリーグは僅か10チーム。つまり、ガンバ大阪はオリジナル10の内の1チームだったのです。

当時のJリーグで、近畿地方のチームはガンバ大阪のみ。日本リーグ時代、関西の名門だったヤンマーディーゼルを母体とするチームが無かったため(1995年にセレッソ大阪としてJリーグ加盟)、松下電器(現:パナソニック)が前身のガンバ大阪は関西での人気を一身に背負いました。初代監督も、ヤンマーディーゼルの名ストライカー、釜本邦茂だったのです。

特に、初年度から人気絶頂だったスーパースター軍団、ヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)の東西ライバルとして期待されたのです。プロ野球で言えば巨人×阪神のようなものですね。

ガンバ大阪を応援する、パナソニックのカラーボード

ガンバと阪神の共通点!?

しかし、Jリーグ開始当初から数年間、ガンバ大阪の成績は芳しくありませんでした。年間成績ではずっと下位に低迷し「西の名門クラブ」どころではなかったのです。その頃、暗黒時代の真っ只中だったプロ野球の阪神タイガースと歩調を合わせるかのようでした。

実力を着けてきたのは21世紀に入ってからでした。2002年には3位に入り、Jリーグ発足13年目の2005年に悲願のJリーグ初優勝を果たしました。奇しくも、阪神がセントラル・リーグ優勝を成し遂げた年です。

その後のガンバ大阪は強豪チームとなり、2013年に初のJ2降格という憂き目に遭ったものの、翌2014年には早くもJ1復帰、しかもJ1優勝のみならず天皇杯、ヤマザキナビスコ杯でも優勝するという、史上初のJ1昇格初年度国内三冠の離れ業をやってのけました。ちなみにこの年、阪神も日本シリーズに進出しています。

ACL(アジアでのクラブ選手権)で、ガンバ大阪は万博でKリーグ(韓国)の全北現代と対戦

現在はガンバ大阪U-23、あるいは他のスポーツでも使用

長い間、ガンバ大阪を支えてきた万博記念競技場でしたが、今年(2016年)に完成した市立吹田サッカースタジアムをホームスタジアムとしたため、J1での本拠地の役目を終えました。

しかし今年から発足した、J3に所属するガンバ大阪U-23(23歳以下を主体としたチーム)の公式戦が盛んに行われています。

また、サッカー以外でも、ラグビーのトップリーグや、アメリカン・フットボールのXリーグなどで使用されています。特に今年はJ1での使用がなくなってスケジュールが空いたせいか、他のスポーツが多く行われるようになりました。万博記念競技場が引退するにはまだまだ早いようです。

万博記念競技場の正面玄関

「アフター万博」もお楽しみ

万博記念競技場はその名のとおり、万博記念公園内にあります。1970年(昭和45年)に行われた、日本万国博覧会(大阪万博)の跡地です。試合の前後には、万博公園で散歩するというのもオツな楽しみ方です。特にデートでは最適ですね。

また、近くには2015年に開業したEXPOCITY(エキスポシティ)があります。万博記念競技場から歩いて行くにはかなり遠いものの、ショッピングや様々な楽しみ方ができます。

万博記念公園にそびえ立つ太陽の塔

万博記念競技場の最寄り駅は、大阪モノレール国際文化公園都市線の公園東口駅で、そこから徒歩約1分という非常に便利な場所にあります。また、公園内には広大な有料駐車場があるので、車での来場も可能です。特に東駐車場からは徒歩約1分の近さです。

それでは、様々なスポーツ観戦にアフターの楽しみも添えて、万博記念競技場に行ってみませんか。

安威川敏樹

安威川敏樹スポーツを中心とするライター

投稿者の過去記事

大阪府在住。作業関連機器の設計から、スポーツを中心としたライター・コラムニストに転身。野球雑誌等に寄稿の他、電子本に野球小説を執筆。野球の独立リーグでの公式記録員の経験あり。野球以外では、ラグビー雑誌にも寄稿。モットーは「文字をオモチャにして遊ぶ」。

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