神戸ルミナリエ2016。今年も幻想的なイルミネーションを鑑賞できます

震災者への鎮魂歌、神戸ルミナリエ

毎年12月に神戸市で開催される神戸ルミナリエ。1995年12月に始まったこの催しは、今年(2016年)で22回目となります。美しいイルミネーションに彩られる光景は、神戸における年末の風物詩となりました。

1995年と言えば、1月17日に阪神・淡路大震災が発生しました。特に神戸市は壊滅的な打撃を受け、日本一美しいと言われるこの港町が一瞬のうちに廃墟と化したのです。そしてこの年から、震災者への鎮魂と哀悼、そして復興祈念のために神戸ルミナリエが始まりました。

したがって、神戸ルミナリエは営利目的ではありません。そのため、費用の捻出が課題となり、近年は毎年のように開催が危ぶまれていました。今年はようやく開催にこぎつけましたが、来年以降の目途は立っていません。ひょっとすると、今年が最後かも知れないのです。

神戸ルミナリエのルート

神戸ルミナリエのスタート地点は、最寄り駅で言えばJR神戸線(東海道本線)および阪神本線の元町駅、あるいは地下鉄海岸線の 旧居留地・大丸前駅の近くです。ここから一方通行で歩いて行くので、帰りの最寄り駅とは異なります。なお、開催期間中の周辺道路は交通規制で渋滞となるので、公共交通機関をご利用ください。

スタート地点の元町は、中華街として知られる南京町がすぐ近くにあります。ここで中華料理を味わってから、ルミナリエに行くのもいいでしょう。

では、ルミナリエに行ってみましょう。なお、入場料は無料です。入口付近に行くと、フロントーネにまず圧倒されます。その姿は幻想的で、いかにもロマンチックです。なお、イルミネーションは毎年変わります。

入口のフロントーネ

光のトンネルを歩いて、東遊園地へ

フロントーネからは、アーチ状の電飾が続いています。ゆっくり歩きながら、美しいイルミネーションを堪能しましょう。例年、大勢の人が歩いているので、迷うことはまずありません。

ただし、気を付けて欲しいのは、順路から一旦離れてしまうと、一方通行なのでまたスタート地点に戻らなければならないということです。トイレなどは元町で済ませておきましょう。

長い距離の「光のトンネル」を抜けると、メイン会場の東遊園地に到着します。遊園地と言ってもジェットコースターなどがあるわけではなく、ただの公園です。

東遊園地には、巨大なイルミネーションが飾られています。その美しい姿からは、21年前にここが壊滅状態だったとは信じられません。この光景を、永遠に続けて欲しいと誰もが思うでしょう。

東遊園地のイルミネーション

なお、東遊園地の最寄り駅はJR神戸線の三ノ宮駅、阪神本線および阪急神戸本線の神戸三宮駅、地下鉄西神・山手線およびポートライナーの三宮駅、地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅、そしてポートライナーの貿易センター駅です。前述したように、行きと帰りでは最寄り駅が異なるのでご注意ください。

ゴール地点は神戸一の繁華街・三宮に程近いので、ルミナリエ鑑賞の後は夜の神戸を楽しむのもいいでしょう。

2016年の日程

今年の神戸ルミナリエは12月2日(金)~11日(日)の開催予定です。

点灯時間は以下の通り。

月~木曜日 18:00頃〜21:30
金曜日 18:00頃〜22:00
土曜日 17:00頃〜22:00
日曜日 17:00頃〜21:30

なお、今年のテーマは「光の叙情詩」(Ode della luce)となっています。入口から「フロントーネ」、それから屋根付き回廊の「ガレリアコペルタ」、その後ろにアーチ状の「ガレリア」という構成になるそうです。

神戸ルミナリエは募金によって成り立っています。会場での募金はもちろん、銀行振り込みでの募金、公式サイトからのWEB募金も可能ですので、ぜひご協力ください。

2011年には東日本大震災が、そして今年は熊本地震や鳥取県中部地震が発生しました。震災の記憶は、ずっと語り継ぎたいものです。

永遠に続けたい神戸ルミナリエ

安威川敏樹

安威川敏樹スポーツを中心とするライター

投稿者の過去記事

大阪府在住。作業関連機器の設計から、スポーツを中心としたライター・コラムニストに転身。野球雑誌等に寄稿の他、電子本に野球小説を執筆。野球の独立リーグでの公式記録員の経験あり。野球以外では、ラグビー雑誌にも寄稿。モットーは「文字をオモチャにして遊ぶ」。

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